V5 ドキュメントはプレビュー版です。正式リリース(2026 年 8 月 19 日)まで内容が更新されることがあります。
V4 V5

ReoGrid One は、.NET 向けスプレッドシートコンポーネント ReoGrid をゼロから再設計した バージョン 5 系の製品名です。データモデルから描画まで作り直しており、V4 との後方互換性はありません

数式・数値書式・条件付き書式・セル型・枠固定を使ったシート

何が変わったか

V4 の性能上限は実装の細部ではなく設計に由来していました(セル 1 個につき CLR オブジェクト 1 個、 密な行・列ヘッダー、セルごとのスタイルインスタンス)。V5 はデータモデルから作り直しています。

V4V5(ReoGrid One)
セルあたりメモリ約 150〜200 B約 16〜23 B。空セルはコストゼロ
セル値boxing された object16 バイトの構造体 CellValue +共有文字列プール
スタイル可変クラス + PlainStyleFlag ビットマスク不変 record StyleRecord +インターン。継承は セル ◁ 行 ◁ 列 ◁ シート
描画・操作シート寸法に比例する処理が残る完全仮想化。処理量は可視範囲に比例
モデルと UIReoGridControl が入口。モデルは UI と密結合Workbook / Worksheet は UI 非依存。コントロール無しで完結
プラットフォーム分岐#if WINFORM / WPFクラス構造で分離(IGridGraphics の実装差し替え)
対応 TFMnet48 / net8.NET 10 以降のみ
永続化RGF(XML)/BinaryFormatterreogrid-json(Web 版と相互運用可能)

1,048,576 行 × 16,384 列を実用速度で扱えます。

UI 非依存のコア

WorkbookWorksheet はコントロールに依存しません。フォームを作らずに、 サーバーやバッチ処理からそのまま使えます。

using unvell.ReoGrid.Core;

var workbook = new Workbook();
var sheet = workbook.AddWorksheet("Sheet1");

sheet.SetNumber(0, 0, 1200);
sheet.SetNumber(0, 1, 3);
sheet.SetFormula(0, 2, "A1*B1");     // 先頭の '=' は付けない

Console.WriteLine(sheet.GetDisplayText(0, 2));   // 3600

XLSX の読み書きと PDF 出力も UI に依存しないため、Linux / macOS 上のサーバーで動きます。 詳しくは ヘッドレスで使う を参照してください。

配布パッケージ

用途ごとに 1 パッケージ = 1 個の自己完結 DLL です。コアも数式エンジンも XLSX / PDF I/O も 含まれており、パッケージをまたいだ参照は必要ありません。

パッケージ対象TFM
unvell.ReoGrid.OneWinFormsnet10.0-windows
unvell.ReoGrid.One.WpfWPFnet10.0-windows
unvell.ReoGrid.One.AvaloniaAvalonia(Windows / Linux / macOS)net10.0
unvell.ReoGrid.One.CoreUI 無し(サーバー・バッチ)net10.0

Avalonia 版のみ Avalonia パッケージを参照します(コントロールは利用側と同じ Avalonia に バインドする必要があるため)。他の 3 つは依存パッケージがありません

V4 からの移行

V5 は API 互換性を意図的に切っています。V4 の unvell.ReoGrid4 はバージョン 4.x で凍結され、 V5 は別のパッケージ ID で配信されます。同一 ID の 5.x にすると、バージョンを上げた瞬間に ビルドが壊れるためです。

移行の手順は V4 からの移行ガイド、 API の対比は V4 との違い にまとめてあります。

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